新春かくし芸大会


「新春かくし芸大会」は、1964年から2010年の正月にフジテレビ系列で年始の恒例番組として放送されていました。


対戦形式は東軍-西軍で、東軍のキャプテンがハナ肇さん、西軍のキャプテンは、植木等さんでした。
司会は、高橋圭三さんと芳村真理さんでした。

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審査は5人の審査員が1人最高10点の持ち点(合計50点満点)を付け最終的に合計点の多いチームが優勝となる。
審査員は、服部良一さんが一番出ていて森光子さん、青島幸男さんなどでした。
あとは、スポーツでは、野球選手、ボクシングの選手も審査員になった年もありました。

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各タレントさんは、結構、すごい練習をしていましたので、満点(50点)が出ると、すごい喜び、涙する
人もいました。

服部良一さんが辛く、他の4人が10点をつけるのに、9点をだし、満点にならない場合が
あったことを、すごく覚えています。

かくし芸として、ドラマ、外国語劇、個人芸などがありました。
個人的には、ドラマが、笑わせる場面が多く、面白かったです。


今回は、1982年の「新春かくし芸大会」を紹介します。

・外国語劇
東 歌舞伎先代萩(英語)
西 日本昔話 桃太郎(中国語)

・ドラマ
東 ロンリー・マイ・ラブ
西 とび出し刑事 180度の死

・創作日舞
東 お市と信長
西 炎の恋舞

・個人芸
東 祭り「あばれ太鼓」
西 鏡獅子

・ドラマ
東 2001年宇宙の旅
西 大江戸喧嘩纒

・ドラマ
東 仁侠・明治侠客伝
西 ガールスぷらす1

・個人芸
東 銭太鼓
西 大書画

・洋舞
東 ボディショップ
西 ニューヨークシティ’82

・漫才

1982年の「新春かくし芸大会」には、桜田淳子さんをなんと3つに参加していました。
すごいです。

ひとつは、ドラマの「仁侠・明治侠客伝」


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2つ目が創作日舞の「お市と信長」

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3つ目が「ボディショップ」



洋舞です。洋舞は、この回だけでなく、
よくかくし芸で、取り上げられ、女性タレントが猛特訓していたようです。
満点が出ると、泣き出す人もいたような、、


フジテレビの「新春かくし芸大会」が高視聴率のため、それを意識して
日本テレビでは、「番組対抗かくし芸大会」「十代歌手輝け 日本かくし芸大賞」
などをやっていました。
「十代歌手輝け 日本かくし芸大賞」での淳子さんです。

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新春かくし芸大会のエピソードを紹介します。

・第1回は、1964年で、タイトルは、「新春ポピュラー歌手かくし芸大会」で
弘田三枝子あん、伊東ゆかりさん、梓みちよさん、中尾ミエさん、ザ・ピーナッツさん
園まりさん、水原弘さん、克美しげるさんなどが出演しており、水原弘さんのさのさ節や
克美しげるさんのドドイツなど単純なかくし芸だったようです。この時の視聴率は、35.5%でした。

・最高視聴率は、1970年の48.6%でした。

・最初からずっと出ていたのは、クレイジー・キャッツや梓みちよさん、中尾ミエさん、園まりさんでした。

・渡辺プロダクションが制作していたためホリプロのタレントは、1970年代は、出ていませんでした。





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